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64 浜 木 綿 自 生 群 落 の 地−山鹿夏井ケ浜 (県指定天然記念物) (説 明 板) 浜木綿(はまゆう)は浜万青(はまおもと)(ひがん花科)ともいゝアフリカに原産し、海流や鳥などにより日本へ運ばれたといわれている。万葉集に「三熊野の浦の浜木綿百重(ももえ)なす心は念(も)へど直(ただ)に逢はぬかも」(柿本人麿)の相聞(そうもん)の一首があlり、千余年前すでに日本に自生していたのであろう。夏井ケ浜に群生する浜木綿は、七月上旬から花が咲きはじめ茎や葉はたくましく、其の貢白い花びらは清楚で気品がありかぐわしい匂いの美しい花である。西日本では糸島郡の海岸とこゝ夏井ケ浜のみに群生し、特に自生群落の北限線にあたっている。 ※こゝの「はまゆう」は南海の「はまゆう」の種子が、海流の作用によって流れつき自生したものであろうといわれている。 中西 四郎平 田中 新 吉永 品次郎 藤江 熊太郎 藤崎 順太郎 重岡 森吉 区 長 中西 米吉 熊野 貞十 野間 徳蔵 塩田 勇太郎 秋枝 正四郎 萩原 珍蔵 入江 三蔵 |