夏 井 ケ 浜 遺 跡 群−山鹿字浜口

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夏 井 ケ 浜 遺 跡 群 跡


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62 夏 井 ケ 浜 遺 跡 群−山鹿字浜口

山鹿地区の夏井ケ浜の一部は、弥生文化初期の農耕を開始した地域の一つであることは、この地帯に関連する遺跡や遺物と共に一般に知られている。山鹿字浜口の砂丘は響灘に画して続く海抜二十メートルに満たぬ丘陵地帯で、従来農耕の地として住民により開発されていた。それ以外も戦後の道路工事や開発にともなう材料として、砂取りが数回にわたり行なわれた。この間に採集された遺物などによれば、縄文晩期から弥生早期にわたる貝塚から、貝庖丁や貝輪・夜臼式土器・石床式住居址などが出土している。その後の古墳時代から石棺・窯跡・祭祀址などが発見されこの周辺の台地に、大規模な集落が営まれていたことがわかる。夏井ケ浜址跡群として知られるようになった。(芦屋町誌)