浜 の 地 蔵 堂

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浜の地蔵堂 −(旧幸町) 正門町一三−三


弘法大師立像−昭和十二年(一九三七)十二月


今は御堂は見当たらない。
石祠は残っていた。地蔵様を八十八体つくる予定であったという

39 浜 の 地 蔵 堂 −(旧幸町) 正門町一三−三

 黒山カヲル(黒山高麿氏の母)さんがお四国参りをした際に、某所にあったお地蔵様が是非つれて行ってくれとのお告げがあったので、背中に背負い芦屋につれ帰り、黒山家の邸内にある竹薮の中を切りひらいてそこに安置した。願いごとの御利益があらたかなので、お参りに来る者も多く今の地に移した。その時のお地蔵様は石側の石祠の中に安置してある。高野山別院の称号も受けている。

◎石 祠 −

◎仏 像 −

 石祠の周囲に仏像が二十二体ある。これは四国八十八ヶ所になぞらえ、始め八十八体つくる予定であったが、途中とだえそのまゝとなった。

◎御 堂 −

 遠賀 川西四国奥之院

 本尊 日切地蔵菩薩

 御堂の中の一番石側のお地蔵様は、「かかえ地蔵」といって願い事をした際、最初のあいだは重くて持ち上らないが、願い事がかなったあかつきには軽々と持ち上るという。

◎弘 法 大 師 立 像−昭和十二年(一九三七)十二月

              黒山カヲル光生十三年忌建之