 備米蔵の碑 −（旧金屋町）中ノ浜六−八   当時の通りが残っている。  大事に残していってもらいたい。 |
73 備 米 蔵 の 碑 −（旧金屋町） 中ノ浜六−八 萬延元年（一八六〇）九月 備米蔵は海雲寺下の金屋町隅（すみ）ノ倉（くら）というところに建てられていた。備米というのは凶作にそなえ、窮民救済のために貯えた米のことで、この石標には発起人を含めた五十七名の名前が、供出した米俵数と共に記されている。万延元年九月、福岡の石工市平に作らせ建立したものである。発起人は庄屋（大庄屋格）江藤与五郎信照、組頭（大庄屋格）小田休五郎信行はか五名で米俵数は最高五〇俵、最低一俵である。備米総数八四一俵であるが、備米を供した者は商人が大部分で、四十俵以上が六名、三十俵以上が六名、二十俵以上が六名、十俵以上が九名となっている。（芦屋町誌） 備米蔵 発起 庄屋 大庄屋格 江藤 輿五郎信照 組頭 同 小田 休五郎信行 同 同 柴田 清三郎有年 同 同 村田 平次郎智房 同 同 江田 喜右衛門幸定 同 同 高崎 儀助基弘 同 同 入江 圓助篤實 米拾俵 江東 輿五郎 同五拾俵 桑原 傅次郎 同五拾俵 江田 輿平 同四拾八俵 小田 休五郎 同四拾八俵 坂口 平四郎 同四拾俵 太田 源次郎 同四拾俵 中西 善蔵 同参拾弐俵 小野 清次郎 同参拾弐俵 和田 武平 同参拾俵 柴田 清三郎 同参拾俵 吉永 茂七 同参拾俵 桑原 甚五郎 同参拾俵 有田 久平 同弐拾四俵 江田 喜右衛門 同弐拾四俵 高崎 儀助 同弐拾四俵 入江 圓助 同弐拾四俵 松吉 源治 同弐拾四俵 和田 只平 同弐拾四俵 安高 安兵衛 同拾五俵 小野 傅右衛門 同拾三俵 東屋 儀三郎 同拾弐俵 米屋 涙右衛門 同拾弐俵 紀伊國屋藤右ヱ門 同拾弐俵 油屋 助七 同拾俵 安高 徳平 同拾俵 米屋 傅市 同拾俵 関屋 正五郎 同拾俵 福田屋藤次郎 同八俵 村田 平次郎 同八俵 関屋 甚次郎 同五俵 田中 傅三郎 同五億 吉永 市蔵 同五俵 横田 熊石衛門 同五億 米屋 勘兵衛 同五億 三原屋 情七 同五億 綿屋 源兵衛 同五億 掛屋 庄右衛門 同五億 糀屋 甚四郎 同五億 呑屋 只右衛門 同五俵 丸屋 勘蔵 同五俵 久満屋 多八 同五俵 松尾屋 和蔵 同五俵 萬屋 作右衛門 同五億 角屋 嘉八 同五俵 山本屋 久次郎 同五億 小田屋 輿平 同三億 山本屋 孫七 同三俵 竹屋 直次 同三俵 鍬屋 正五郎 同三億 松尾屋和右ヱ門 間弐俵 山本屋 久吉 同弐俵 上野屋 助十 同弐俵 油屋 勘右衛門 同弐俵 杉野屋甚右ヱ門 同壱俵 桶屋 安次 母 米四俵 光明寺 近誉 同弐俵 金台寺 至阿 世 話 人 大庄屋格 桑原 傅次郎 松吉 源次 同 江田 輿平 吉永 市蔵 同 太田 源次郎 和田 只平 同 坂口 平四郎 安高 安兵衛 同 中西 善蔵 舵屋 源兵衛 同 小野 清次郎 東屋 儀三郎 萬延紀元歳次庚中秋九月造建之 福岡 石工 市平 |